花巻東高校の注目、佐々木麟太郎選手を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:クロイワ

佐々木選手について

岩手大会、東北大会を制した花巻東。

その花巻東に現れた怪物1年生。その選手の名は佐々木麟太郎。

183cm117kgと高校生離れの体格から放たれる打球はとても高校生とは思えない。

佐々木麟太郎選手の父親は花巻東高校の佐々木洋監督だ。

他校への進学を勧めた父だったが、息子の花巻東への強い憧れがあり、花巻東へ入学することとなった。

佐々木選手の生み出す、ホームランの嵐

入学早々レギュラーに定着した佐々木選手はそこからホームランの嵐。

1年生ながら練習試合で38本、公式戦で12本と驚異的なペースでホームラン数を重ねている。

高校通算本塁打の記録111本を持つ清宮選手の1年生時のホームラン数は22本だったことを考えると、その信じられなさがわかるだろう。

佐々木選手の凄さはホームランだけではない。秋の公式戦11試合で残した打率が.435と確実性も申し分ない。

岩手県大会では決勝を含む3試合連続ホームラン。

東北大会でもホームランを放ち、自身初の全国大会となった神宮大会では開幕戦での大会第1号、そして準決勝では死球で元々痛めている左足をさらに負傷したが、3点ビハインドの8回に同点に追いつく3ランホームランを放ち、勝負強さも印象付けた。

この神宮大会では打率.600と圧巻の全国デビューを果たした。

スタメン唯一の1年生だが、チームのためを1番に思ってプレーしていると語っている。

佐々木選手への大きな期待

すでにプロ野球からの視線も熱く、1年後のドラフトで1位候補になることは間違いないだろう。

昨年12月に胸郭出口症候群の手術を受けたことは少し心配な佐々木選手だが、リハビリは順調のようで、センバツには万全の状態で乗り込もうと練習に励んでいる。

センバツでは間違いない大会No. 1打者として取り上げられるだろう。多くの期待を背負う中、甲子園でもホームランを放つことができるのか。

佐々木選手に期待せずにはいられない。


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