大分舞鶴高校の注目、奥本翼選手を勝手に調べてみた! 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:イトウ

今回は大分舞鶴高校の注目選手の一人、奥本翼(おくもと・つばさ)選手(2年)を勝手に調べてみました!

奥本選手について

身長179cm、72kg、右投げ右打ちのピッチャーです。

奥本選手は最速139kmのストレートとスライダー・カーブ・チェンジアップ・フォークなど多彩な変化球を投げ分ける、大分舞鶴のエースです。

制球力も良く、打たせて取る投球が持ち味です

地元の大分県出身の奥本選手は、中学校時代は大分リトルシニアに所属、全国大会も経験しており、地元では将来有望な投手の一人として活躍していました。

1年夏の大会よりベンチメンバー、チームを準優勝へ

大分舞鶴に進学後は、1年夏の大会よりベンチメンバー入りを果たし、昨年の夏の大会では1学年上の吉田投手と大分舞鶴投手陣を引っ張り、チームを準優勝へ導きました。

決勝の明豊戦は先発しましたが、0-6で完敗というのが残念でしたね。

新チームになった秋からエースナンバーを背負っていますが、大分県大会では決勝でまたしても明豊に敗れましたが、9-10の大接戦となりました。

そして、九州大会初戦の大島戦で名勝負を演じます。先発を任された奥本選手はまずは6回を2失点に抑えます。

その後チームは勝ち越しますが、8回に若林投手が逆転を許します。9回に大分舞鶴が再度同点に追いつき、その裏から奥本選手が再登板。

10回まで無失点で乗り切り、降雨コールドで引き分け再試合となりました。この時点で150球を投げています。

翌日の再試合にも先発での登板となりました。

初回にいきなり2失点をしましたが、その後は6回まで無失点で投げ切ります。

チームも2回表に同点に追いつきましたが、奥本選手が降板した7回に失点してしまい、2-3で敗れる結果となりました。

奥本選手はこの試合で75球を投げ、2日間で225球4失点と熱投しました。

大島はこの大会で準優勝しているので、この2試合での奥本選手の成績はとても価値の高いものと感じます。

奥本選手は制球力が抜群に良く、秋季大会は43回を投げ与四死球は12個。7試合を投げているので、1試合に1.7個と四死球でリズムを崩すことはありません。

独特な投球フォームが強み

またピッチングフォームが独特です。

セットポジションからテイクバックの際に、腕を丸め込み、そのままリリースの動作に入るのですが、リリースポイントが不明瞭、打者からはボールの出所が見えにくく感じるかもしれません。

九州大会でも通用するピッチングを見せているので、全国大会でも活躍してくれるのではないでしょうか。

奥本選手が安定したピッチングを見せれば、得点力の高い大分舞鶴打線であれば甲子園初勝利も見えてくるでしょう

奥本選手の熱投にぜひ注目してみてください!


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