執筆者:イトウ
数々の強豪を退け、昨秋初の関東チャンピオンに輝いた明秀日立の守りの大黒柱、エースの猪俣駿太(いのまた・しゅんた)選手を紹介していきます。
猪俣選手について
福島県出身の猪俣選手は喜多方ボーイズ所属時から頭角を表し、中学3年時には東日本報知オールスター東北選抜のメンバーに選ばれています。
県内の強豪校からの誘いはありましたが、猪俣選手はプロ野球を目指しており、現巨人の坂本選手を育てた元光星学院高校監督である金沢監督率いる明秀日立を選択。
秋の公式戦では9試合に登板し、防御率2.45と安定した投球を見せてくれました。
茨城大会、関東大会ともに先発登板した試合は7試合中5試合が完投していましたが、短い登板間隔でも疲れを見せることが少なかった印象です。
神宮大会では準優勝した広陵高校相手に完投し、安打は14本打たれたもののピンチでギアを上げ、なんとか5失点でまとめ上げました。
猪俣選手の投球技術
身長184cmから投げ下ろす球はMAX142キロのストレートを中心にスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと鋭く曲がる変化球を投げ込む姿は圧巻。
ボールを低めに集める投球が特徴で、変化球で相手打者を打たせて取るスタイル。打撃技術も非凡なものがあり、強力打線の5番を任されています。
秋の大会では打率.353/本塁打2/打点5と打線の中心としての力を見せつけています。
関東大会決勝の山梨学院戦でもホームランを放ち、好投手相手にも対応できることを示してくれました。
日々の練習
冬のトレーニングでは球速アップと球のキレを特に磨いてきたと語っています。
投手層が厚いチームなので、リリーフ登板のことも考え、いつでも投げることを想定しての練習も行っています。
先発、リリーフどちらで登場したとしても、投手陣の中心は猪俣選手であることに間違いないでしょう。
甲子園では投球でも打撃でも関東チャンピオンのエースの力を見せてもらいたいですね。
関東を制したチームの打線は甲子園でも爆発すること間違いないので、あとは猪俣選手がどれだけのピッチングをするのか。
これが優勝を目指す鍵となりそうです。猪俣選手の活躍に期待しましょう。
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