山梨学院高校の注目、榎谷礼央選手を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:イトウ

強打が売りだが、投手力も全国トップレベルの山梨学院。
その投手陣の中で中心となるのがエースの榎谷礼央(えのきや・れお)選手です。

榎谷選手について

榎谷選手は静岡県出身。浜松リトルシニア在籍時からエースとして活躍し、全国大会にも出場した実績の持ち主。

「県外で野球がやりたい」と、強豪山梨学院の門を叩きました。

山梨学院入学後は1年生の夏から背番号20をもらいベンチ入り。
2年生の春からエースナンバーをもらい、チームを引っ張っています。

榎谷選手の祖父、そして父親も浜松商業の選手として甲子園に出場しており、今大会で3世代での甲子園出場を果たしました。

驚異の防御率0.00

優勝した秋季山梨県大会では防御率0.00をマーク。続く関東大会でも順調に好投を見せ、ついに甲子園出場を果たしました。

特に、関東大会準決勝の浦和学院戦では延長10回まで1人で投げ抜き、相手強力打線を2点に抑えるなど好投。

試合終盤でも力が落ちることのないスタミナはさすがですね。

自身曰く、「この試合の投球が自分自身最高のピッチングだった」と語り、センバツではそれ以上のピッチングをすると語っていたのが印象的。

相手を翻弄する制球力

回転が良い、最速144kmの速球と空振りの取れる縦のスライダー、チェンジアップを織り交ぜる投球が強みですね。

秋の大会前に投球フォームの腕の振りを縦振りに変えたことでカットボールが縦スライダーに進化し、ストレートの球速も格段に向上しました。

制球力も向上し、与四死球の少なさも持ち味といえるでしょう。

秋の大会では先発、救援どちらで登板しても自分自身の投球を披露しており、対応力も問題ありません。

身長178cm体重75kgとバランスの取れた体でこの冬にもう一回り成長し、センバツではより力強い投球をすることに期待したいですね。

秋の活躍では、すでにプロ野球のスカウトからの視線も熱く、甲子園でも活躍して一気にドラフト上位候補として名を上げてほしいと思います。

本人も「父親を超えることが目標。優勝投手を目指します」と闘志を燃やしていることから今回のセンバツへの期待が高まります。


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