執筆者:カンノ
山中選手について
秋季全道大会でチーム防御率1.11を記録した投手陣の中心、背番号1を背負う山中麟翔(やまなか・りんと)選手。
秋季大会では25と3分の1イニングを投げ、自責点は3で防御率1.07と素晴らしい投球を見せた。
駒大苫小牧戦では9回を完投し、5安打1失点の投球内容、打っては2点タイムリー2塁打を放つなど勝利に貢献。
特に、ピンチの場面では集中力を発揮し、ギアを上げるピッチングや、上から投げ下ろす豪快で綺麗な投球フォームが特徴的だ。
最速141kmのストレートを生み出すサウスポー
高校生サウスポーとしては速球派とも言える最速141kmのストレート、そして切れ味鋭い100km台のカーブ・スライダーを巧みに投げ分けるコントロールの良いサウスポーピッチャー。
ストレートのキレが良く空振りも取れる。変化球によるストライクも取ることができ、キャッチャーはリードし甲斐があるだろう。
このオフにツーシーム系の速い変化球を習得を目指し、トレーニングに励んでいる。
山中選手は前年のチームから背番号1桁を背負い、先輩と共に戦った経験もあるので、メンバーの精神的な支えとしての役割も果たしてくれるだろう。
秋季大会では13打数3安打で打率.231と奮わなかったが、神宮大会においては5番を任されるほどの打力もあり、投打でチームを牽引する。
感想
クラーク国際は北海道の高校のため、土の上で練習できないことが不安視されるが、専用の室内練習場を持っていること、そして1月末から仙台・関東地方を回る2週間にわたる遠征を実施していることで、不安は少し軽減されているように感じる。
練習試合が解禁される3月からは再び本州遠征を実施し、そのままセンバツに出場するため、山中選手にはそこで実戦での感覚を掴んでほしい。
秋の時点ではまだまだ伸びしろが感じられたが、トレーニングを重ね、選手としての能力を向上、新たな変化球を習得することで、さらにいいピッチャーになっていることだろう。
その成長を甲子園では披露してほしい。
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