執筆者:カンノ
秋の茨城大会、関東大会を制し、関東チャンピオンとしてセンバツに挑む、4年ぶり2回目の出場となった明秀日立高校について紹介していく。
明秀日立高校について
明秀日立高校はサッカー部も強豪で、全国大会に何度も出場している。プロ野球DeNAで活躍する細川選手、巨人で活躍する増田選手はOBである。
野球部は近年、関東大会の常連として名を馳せているが、夏の甲子園の出場はなく、前回のセンバツ出場が春夏通じて初の甲子園出場だった。
しかし前回の甲子園では、優勝した大阪桐蔭に1-5と善戦を見せ、強さをアピール。
今年の明秀日立はその年よりもかなり力を持っている印象だ。
県外から集まった強者集団
明治神宮大会のベンチ入り選手20人中19人が県外出身選手と、さまざまな地方から親元を離れて強い覚悟で入学してきた選手が揃っている。
秋の大会では強豪を次々と撃破し、明治神宮大会にも出場。初戦で準優勝した広陵高校に3-5で敗れてしまったが、全国トップレベルのチーム相手にも互角に戦えることを証明した。
数字がその強さを表している。
そんな秋の大会では攻撃力の強さが目立つ。
チーム打率.350、平均得点9.6点、本塁打14本と素晴らしい数字を残した。
中でも平均得点9.6点は出場32校中3位の成績である。
また、レギュラー選手9人中6人が本塁打を放っており、打線に穴がないことも強みだ。全選手がウエイトトレーニングで鍛え上げられた高校生離れした体格に仕上がっている。
守備においても抜群の安定感があり、平均失策数0.3個は出場32校中1位の成績である。
秋の大会では小技や足を絡めた攻撃も目立ち、弱点のない攻撃力を見せた。
投手のレベルもかなり高い。
長身エースの猪俣選手を筆頭に、岡部選手、近藤選手など、140キロを超えるストレートを投げる投手が数多く揃っている。
そんな投手陣が残したチーム防御率は2.62とまずまずの成績。
関東大会決勝の山梨学院戦では7失点を喫したが、得意の重量打線で打ち勝っている。
この打線があれば、投手力はそこそこでも勝ち上がっていけるだろう。
センバツでも鍛え上げられた大きな体でホームランを量産してくれることを期待したい。
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