執筆者:イトウ
1900年に、天理教が運営する学校として天理高校は創立されました。
天理高校野球部について
野球部創部は1901年。54年春に甲子園初出場を果たすと、その後順調に出場回数を重ねていきます。
86年夏に悲願の初優勝を遂げ、90年夏、97年春にも優勝。計3回の全国制覇を成し遂げた名門中の名門なのです。
天理高校は部活動が盛んなことが特徴。柔道部はオリンピック3大会連続金メダリストの野村忠宏氏などを輩出しているほか、ラグビー部も強豪。純白のジャージで常に高校ラグビー界をリードしてきたこともあり、「白い巨人」の異名を持っています。
しかし何と言っても、硬式野球部でしょう!
甲子園春夏通算78勝49敗、優勝3回。センバツは25回出場で優勝1回、ベスト4が2回。
紫の独特な書体で「天理」と書かれたユニホーム姿が甲子園に並ぶと、それだけで相手が怯むような実績を積み上げてきました。
天理の応援曲「ワッショイ」が流れることで甲子園シーズンの到来を実感するオールドファンの方も多いのではないでしょうか。
天理高校の生み出したOBたち
長い歴史を誇るだけにOBも錚々たるメンバーが名を連ねています。
日本プロ野球での通算ホームラン歴代3位の門田博光氏、阪神タイガースの名バイプレーヤーだった関本賢太郎氏。現役では、昨年日本一のヤクルトスワローズのレギュラーショート・西浦直亭選手、千葉ロッテのゴールデングラブ受賞セカンド・中村奨吾選手などが代表としてあげられるでしょう。
いずれもチームの要の選手たちです。
ちなみに、天理高校野球部の中村良二監督は86年夏の優勝メンバーで、しかも当時の4番・主将だったという、超レジェンドの方です。
2015年から母校の監督に就任し、2回の甲子園ベスト4という結果を残しています。近年では結果が出ない時期もありましたが、最強時代を知る監督が名門再建を着々と進めていることがうかがえます。
ベスト4入りからのセンバツ出場
2021年秋の近畿大会でも天理高校は地力の高さを示しました。その前の奈良大会は3位に終わり、決して順調な流れで大会を迎えたとは言えなかったものの、初戦の滋賀学園戦を3対2で競り勝つと、準々決勝では市立和歌山高校に5対1と力勝ち。
プロ注目右腕・米田天翼投手を圧倒してベスト4を決め、3年連続のセンバツ出場を決めました。
近畿大会でのチーム打率は2割6分9厘とそれほど高くありませんが、エース・南澤佑音投手を軸に試合を作り、勝負所での集中打と総合力で勝っていくスタイル。
強豪校らしい「大人のチーム」と言えるでしょう。目標は当然4度目の日本一の座。南澤投手に続く2番手以降の投手の育成が上位進出のカギとなりそうなところに、2年生の速球派右腕・嶋川雄大投手が頭角を現しています。2022年も、「名門・天理」から目が離せません!
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