和歌山市立和歌山高校野球部を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:イトウ

和歌山市和歌山高校について

和歌山市立和歌山高等学校は、市立和歌山高校とも呼ばれる。
1951年に定時制の和歌山市立和歌山商業高校として創立。

57年に全日制が併設され、2009年に普通科が設置されたことを契機に現校名の市和歌山高校に変更されました。

野球部創設は1957年。64年にセンバツ初出場を果たし、翌年のセンバツにて準優勝を勝ち取りました!

元阪神タイガースの名内野手だった藤田選手の活躍も合わさり、「和歌山に緑の強豪あり」を全国に印象付ける躍進でしたね。

スクールカラーのグリーンとホワイトをベースとしたユニフォーム。
ずっと変わらぬ洗練されたユニフォームに、胸を躍らせるオールドファンも多いのではないでしょうか。

伝統校としての実力

春夏通算で12回の出場歴を誇り、通算成績は14勝12敗。

近年でも2019年のセンバツでベスト8進出を果たし、昨年のセンバツにも小園健太投手(横浜Denaベイスターズ)・松川虎生捕手(千葉ロッテマリーンズ)の黄金バッテリーを擁して出場するなど、高い実力を継続し続けている伝統校と言っていいでしょう。

和歌山県と言えば、常に全国に君臨する「横綱」の高校がありました。

昭和の時代は史上3校目の春夏連覇を果たした簑島高校、平成から現在では強打の智辯和歌山高校です。

市和歌山高校は常に県内の横綱の後ろにピタリとつきながら、着実に甲子園での実績を積み重ねていった、いわば「名関脇」的な学校なのです。

OBのプロ野球選手には、藤田選手、正田選手、川端選手

OBには先述の藤田平選手のほか、元広島カープの正田耕三選手、ヤクルトスワローズの川端慎吾選手などがいます。

プロ野球ファンの方ならば、この3人の共通点が頭にすぐ浮かぶかもしれません。

そう、この3人はみな首位打者とゴールデングラブ獲得経験のある、好打攻守の野球選手なのです!

彼ら3人の特徴からも読み取れるように、市和歌山高校は伝統的に堅守好打を誇り、粘り強く勝ちを拾っていくスタイルの野球を受け継いでいるのです。

それは2022年の現チームにも当てはまります。
小園健太投手の後継者とも呼ばれるエース・米田天翼投手を中心とした完成度の高い野球で、昨秋の和歌山県大会を制覇。近畿大会もベスト8に進出しました。

特に近畿大会1回戦の神戸学院大付属高校戦では米田投手が9回1失点完投し2対1で勝利。接戦に持ち込み、ロースコアで守り抜く戦いができればセンバツでも勝ち進める能力は十分にあると見ます。

コロナ禍で夏場の練習試合がなかなかできない時期を過ごしましたが、半田真一監督が「唯一試合ができた公式戦の中で選手が成長した」と語っているように、元々実戦派のチームです。

今春の飛躍にも期待していきたいところ!

今センバツでは何と言っても米田投手のピッチング、そして新しく花を咲かす選手がでるのか、注目してみるのもよいですね!


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