大阪桐蔭高校野球部を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:カトウ

大阪桐蔭高校について

大阪桐蔭高校は1983年に開校し、1988年に現校名の大阪桐蔭高校となりました。

大阪府内でも有数の進学校という面も持ち合わせており、京都大学の合格者数は2019年33名、2021年は43名となっています。野球部以外の部活動も盛んであり、特に吹奏楽部は全国トップレベルの実力を誇ります。

まさに文武両道の学校です。

勝率8割オーバーの絶対王者

野球部に関してはもはや説明不要かもしれません。

甲子園の通算成績は64勝14敗。勝率はなんと8割オーバー。

現代の高校野球の象徴ともいえる高校で、そのユニフォームを見ただけで対戦相手を委縮させてしまうエピソードも数多く聞かれる、まさに絶対王者の存在。

しかし、同校出身のプロ野球選手第1号となった元中日ドラゴンズの今中慎二投手が1988年にドラフト1位指名されたときは、ほぼ無名の高校からの指名ということで、それなりに驚かれたものです。

1980年代と言えば、同じ大阪府にあるPL学園高校の全盛期。

上宮高校や浪商など群雄割拠だった当時の大阪でも、PL学園の威光は全国的に特別なものがありました。

大阪桐蔭も新興勢力から徐々に実績を重ね、PL学園から時代を引き継いだと言えるでしょう。

それにしても、大阪府の高校野球レベルの高さ、恐るべし・・・

勢力範囲はプロ野球界にまで

勢力範囲はプロ野球にも及んでいます。

現役の大阪桐蔭OBには西武ライオンズの主砲中村剛也選手、同主戦捕手の森友哉選手、楽天イーグルスの主砲浅村栄斗選手、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手など、各球団の主軸選手の多くに大阪桐蔭勢がひしめいています。

興味を持たれた方は、選手名鑑を片手に、同校出身者を数えてみるのも楽しいでしょう。

そんな大阪桐蔭は2021年の秋季近畿大会で、4年ぶりに頂点に返り咲きました。

東洋大姫路高校や天理高校といった実力校を退けると、決勝でも和歌山東高校を10対1で葬り去るなど、計4試合で31得点2失点。

4打点以上の打者が5人もいるなど、とにかく勝負強い打撃で畳みかける攻撃を見せました。

チーム打率は3割5分の高打率。その中に本塁打3、犠打3,盗塁4と大技・小技が織り交ざっています。防御率は圧巻の0.28。付け入る隙を探すのが極めて難しいチームです。

大阪桐蔭はチューブやロープといった身近な用具で、関節の可動域を広げたり、身体の柔軟性を高めるなど、ウェイトトレーニングと並行して野球に活かせる身体づくりを冬に行います。

個々のレベルアップを図る土台を築き、そのうえで各自弱点を補うべく練習に励むのです。

近畿大会後の11月に行われた明治神宮大会でも優勝を飾りましたが、細かなエラーを記録するなど、甲子園では命取りとなりかねないミスもありました。

僅かなウィークポイントを埋めるべく、今は守備練習にも力を入れています。目指すは当然日本一。絶対王者は健在です。


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