執筆者：イトウ
秋季大会でのチーム防御率1.38、出場32校中で3位の記録を出した木更津総合投手陣。
その投手陣の中心であるエース・越井颯一郎選手を紹介していきます。
越井選手について
越井選手は地元千葉県出身。
千葉北リトルシニア所属の中学3年生時にはMCYSA全米野球選手権大会の日本代表に選出されています。
そんな素晴らしい実績を積み、木更津総合高校へ進学。入学後は1年秋からベンチ入りし、その秋季大会で公式戦初登板を果たしました。
強味は多様な投球スタイル
新しく編成されたチームではエースナンバーを身に着け、チームの中心として活躍。身長180cm体重74kgの右腕は、MAX146キロのストレート、切れ味鋭い縦のスライダー、緩めのカーブ、チェンジアップが特徴的。
時折投げる70キロ台の超スローカーブで最大70キロの球速差で大きな緩急も付けており、オフの期間に新球種であるカットボールの習得に取り組んでいます。
春までにしっかり習得できれば、今まで以上に投球スキルも多様化し、敵チームにとっては厄介な相手となるでしょう。
6安打1失点の完投勝利
秋の大会では全9試合に登板し、防御率1.54で4完投、2完封と、チームに勝利を導いており、特に、センバツ出場を賭けた東海大相模との一戦では中1日で登板と万全の状態ではない中で、6安打1失点の投球で完投勝利を挙げ、センバツ出場を決定づけました。
これからもわかる通り、スタミナの面では問題ないでしょう。このスタミナは高校のグラウンドにある柔らかい砂でできたランニングロードを誰よりも走る越井選手の努力の賜物ではないでしょうか。
五島監督も、「体力はプロへ行った早川、山下と変わらない」と評価しており、声をあげて投球するスタイルからは、絶対に打ち取ってやるという強い気迫が感じられます。
「緊張はしない」とメンタルが強いことも本人の口から語られており、すでにプロのスカウトからの視線も熱い越井選手には、オフではさらに成長し、センバツで150キロを超えるストレートを投げてほしいと思います。
センバツでは大会屈指の好投手として注目されること間違いないでしょう！
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