執筆者:カンノ
今年の天理はクリーンアップに、プロ注目の好選手を配している。なかでも旧チームから中軸を任されている強打のショート、戸井零士(とい・れいじ)選手について調べてみた。
戸井選手について
180センチ81キロという堂々たる体格をもつ、右投げ右打ちの本格派内野手だ。
野球どころの大阪府は松原市出身。
大阪府立松原第三中学校時代の2017年に、第4回WBSC U-12 ワールドカップに日本代表の一員として出場するなど、非凡な才能と国際経験を武器に名門・天理高校に進学した。
天理高校でも1年生の秋から背番号5を勝ち取り、2年生からは上級生を支える5番バッターとしてスタメン出場するなど、順調に高校野球にも順応してきている。2022年はその集大成の年となる。
特徴として、広角に強いライナーを弾き返せる点があげられる。
昨秋の近畿大会では計3試合で12打数5安打1ホームランの打率4割1分7厘と大爆発し、自慢の打撃をいかんなく披露した。
戸井選手らしい打球
準々決勝の市立和歌山高校戦で、プロ注目の米田天翼投手から放ったホームランは、鋭いライナーであっという間にレフトスタンドに飛び込む、戸井選手らしい打球だった。
野手の間を鋭いライナーで抜き、打率も長打も期待できるオールラウンド的な選手と見る。
天理高校を率いる中村良二監督は戸井選手のことを「チャンスに強い、いい3番バッター」と表現している。
近畿大会の1回戦、滋賀学園戦で決勝のタイムリー2ベースを打ったように、試合を決める一打を放つことができる。
主将の器がある選手
委縮しないメンタルの強さは、将来更なる高いステージに進んだとき、必ず助けてくれる要素となるだろう。
特技の空手で培った均整のとれたボディバランスと相まって、スター性を持った選手になる予感が漂う。
ちなみに、戸井選手は主将もつとめるチームの大黒柱なのだが、新チーム結成時に選手間投票を行った際、満票で主将に選ばれたそう。
2022年の天理高校は戸井選手中心のチームと見て間違いないだろう。
センバツでは内野から指示を出し、チームを鼓舞するリーダーとしての姿にも注目してみたい!
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