和歌山東高校の注目、森岡颯太選手を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:カンノ

場内アナウンスにコールされてバッターボックスに入る姿は、およそ2番バッターのイメージからかけ離れた存在感を持つ。和歌山東高校が誇る長距離砲、森岡颯太選手について調べてみた。

森岡選手について

身長180センチ、体重92キロというがっちりとした体格。左投左打のスラッガーで、飛ばす打球の飛距離は和歌山東のなかでも随一であり、なにより打席での存在感が大きいバッターだ。憧れの選手がヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆選手というのも頷ける。

当然打順は3番か4番と思いきや、彼はなんと2番。流行りの「攻撃的2番」を意識してかのようにも見えるが、実はこれには和歌山東高校を率いる米原寿秀監督の戦略が関係している。

米原監督の戦略

米原監督は「初回から一、三塁の場面を作りたい」と公言している。最初のほうからビッグイニングの場面を目指していく作戦だ。

和歌山東高校には山田健吾選手という俊足好打のリードオフマンがいるため、山田・森岡という連続パンチで相手にプレッシャーをかけていくことが一つの攻撃パターンとして出来上がっているのだ。

主導権を握れば、エース麻田一誠投手を筆頭とする投手陣と堅い守備で試合をクローズさせてしまう。攻守のバランスの中に、試合に勝利する秘策が潜んでいるのが面白い。

素でエグい

森岡選手の好きな言葉は「素でエグい」らしいが、実際そうなのだから相手からすると笑えない。昨秋に出場した公式戦全10試合の成績は41打数14安打で、そのうち3本がホームラン。犠打は0で、初回から一、三塁を狙う作戦が浸透していることがわかる。

準優勝を飾った近畿大会ではバットが湿り気味だったが、準決勝の金光大阪戦でライトへ特大のホームランを放った。

打った球は内角高めの直球で決して甘い球ではなかったが、コンパクトに捌きながら打球を飛ばす技術を持っている。投げる投手は球種やコースの選択に迷うことになりそうだ。

米原監督の初回先制攻撃作戦がハマれば、自ずと和歌山東高校の勝ちパターンに近づいていくだろう。森岡選手はそのキーマンのひとりだ。甲子園にフレッシュな新風を届けてくれることを期待したい!


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