執筆者:カンノ
昨夏、夏の甲子園連続出場記録が13で止まってしまった聖光学院。
ついに聖光学院の時代は終わったかのように思えたが、新チームになり迎えた秋季大会では強さを発揮して、4年ぶり6回目のセンバツ出場を果た。
こんかいは、そんな聖光学院について解説する。
聖光学院について
部員75名の大所帯で、関西や関東から野球留学してきた選手が多く在籍する。
優勝した秋季福島大会では8回コールドが2回と、少ない点差で最後まで逃げ切った試合が多かった。
苦しい展開でも守りで粘り強さを見せつけ、終盤で逆転する場面が目立つ。
東北大会でも守りの力は健在で、少ない失点で決勝まで勝ち上がった。
守備の強さは一見の価値あり
そんな聖光学院の守りの中心はエース佐山選手。
佐山選手は秋を通じて63イニングに登板し、防御率1.00・奪三振57と好投した。
この活躍は秋の聖光学院MVPとも言えるだろう。
佐山選手の記事はこちら
また、東北大会決勝では背番号11を背負った小林選手が9回を1人で投げ抜き、160球を投げて被安打5・失点4と投手の層の厚さを印象づけた。
この2選手を中心として、チーム防御率1.38と出場32校中3位の好成績を残したといえるだろう。
守備も固く、平均失策数は0.7の数字を残した。
攻撃力への課題
チーム打率.267で出場32校中31位で、本塁打数も1本だけとなってしまったものの、バントや走塁などの攻撃手法は、自分たちの強みを活かした戦法といえるのではないだろうか。
オフの期間に小技だけでなく、長打力を伸ばし、小技と組み合わせることができれば相手チームの脅威となるだろう。
主将の赤堀選手は「感動を与えられるような泥臭い野球をする。」とセンバツへの意気込みを語っている。
センバツは投手力が重要となることが多い高校野球。
投手戦に持ち込むことができれば、聖光学院にとっては有利になるだろう。しかし近年、センバツでも打線が爆発する試合が多くなっている。
そんな試合展開になっても打ち勝てるチームになっていれば、センバツでも勝ち上がっていけるだろう。
聖光学院の安定した投手陣と成長した攻撃に注目したい。
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