執筆者:カンノ
金光大阪高校の扇の要であり4番を打つ岸本紘一選手について調べてみた。
岸本選手について
174センチ71キロ。右投げ右打ちの強打者。決して身体は大きくないが、昨年の練習試合を含めた出場全18試合で、チーム内における圧倒的な打撃成績を残した。
26安打、22打点、7二塁打、2ホームラン、12四死球。いずれもチーム最多で、打率は4割4分1厘を記録。押しも押されもせぬ不動の主砲として君臨した。
横井監督も認める“集中力の高さ”
横井監督の信頼もあつい。「ここというところで1本打ってくれる」と、チャンスでの集中力の高さを褒めたたえるコメントを残している。
投の大黒柱が古川温生投手なら、打の大黒柱は間違いなく岸本選手だろう。
しかし岸本選手の大黒柱の守備範囲は打だけにとどまらない。
彼は古川選手をリードする捕手であり、なおかつチームの主将でもあるのだ。
OBでもある吉見コーチの存在
金光大阪高校には特別コーチとしてOBの吉見一起氏が月に1、2回指導に訪れているが、影響を受けたのはエースの古川選手だけではない。
岸本選手も学ぶところが多かったという。
「なぜこのチームに入っているか」というところから気づかされたそうだ。
吉見氏には配球論やナインへの声掛けなども含めて教えをもらったようである。
絶対的エースの古川選手のコメントからは、女房役の岸本選手への絶大な信頼が読み取れる。
「ショートバウンドは絶対に止めてくれる」「リードが自分の考えと一致しているから思うとおりに投げられる」。
日ごろからの信頼関係はたゆまぬ努力と協力作業なくしては作れず、岸本選手の献身的な姿勢がよくわかる。このようにバッテリーの完成度の高いチームは簡単に試合を壊さないし、強いと感じる。
どうしても古川選手へ注目の目は行ってしまうかもしれないが、金光大阪高校の試合を観た時は、キャッチャーの岸本選手も気にしてみてほしい。
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