執筆者：イトウ
今回は大垣日大高校の注目選手の一人、五島幹士（ごとう・かんじ）選手(2年)を勝手に調べてみました。
五島選手について
身長172cm、体重75kg、投打左投げ両打ちのピッチャーです。
五島選手は最速137kmの直球と多彩な変化球でバッターを打ち取る、大垣日大のエース左腕です。秋季大会では防御率1.70とセンバツ出場に導く素晴らしい投球を見せてくれました。
地元岐阜県出身の五島選手は、中学時代は岐阜中濃リトルシニアに所属しており、3年時には「台北AA国際野球大会」の東海連盟選抜に選ばれるなど、県内では注目投手の一人でした。
自身の役割を果たし、チームに貢献
大垣日大に進学後は、背番号11を背負い活躍。
この夏の大会では全てリリーフ登板でしたが、３試合とも好投してチームはベスト4という成績を残しました。
そして秋からは三松投手の怪我の影響もあり、五島選手がエースナンバーを背負うことに！
秋季岐阜県大会では先発が五島選手で、継投が山田渓太選手(1年)という形を作り、チーム全ての試合を2失点以下に抑えるという安定した投球を見せ、準優勝に貢献しました。
続く東海大会では静岡高戦に4回を投げ1失点、享栄戦に5回1/3を投げ2失点と短いイニングながら好投をしたものの、準決勝の日大三島戦は1回を持たず2失点で降板。
この試合は直球、変化球ともに甘く入り痛打される場面が目立ってしまいましたね。
五島選手の投球術について
五島選手の特徴は際どいコースに投げ分けるコントロールと、上手く緩急を使いながら打ち取る投球術です。
フォームはテイクバックが浅く、リリースも球持ちが良く長いため、バッターはボールの出所が見えづらいのかもしれません。
福岡ソフトバンクホークスの和田投手に似ているように感じます。
直球は130km台で凄く力があるわけではないので、日大三島戦のようにコントロールが甘くなると、打ち込まれるケースが出てくる可能性があります。
ただし、安定感は抜群で秋季大会は63回2/3を投げて、防御率1.70、奪三振49、与死四球11と好成績を残しました。
この安定感がセンバツの舞台で見せることが出来れば、上位進出も見えてきます。
大垣日大のセンバツへの選出理由は”投手力の高さ”
その投手力の軸を担う五島選手が全国の舞台でどのような快投を見せるのか、注目したいと思います。
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