市立和歌山高校の注目 松村祥吾選手を勝手に調べてみた 第94回選抜高等学校野球大会出場

甲子園解説

執筆者:カンノ

市立和歌山高校の元気印、松村祥吾(まつむら・しょうご)選手について調べてみた。

松村選手について

172センチ65キロ。右投げ左打ちの小柄なリードオフマンだ。チームの主将でもあり、松村選手を起点に得点が入ることも多く、まさにチームのキーマンと言える。

トップバッターとしての資質は、松村選手が小学校時代に所属していた塩屋少年野球クラブで見出されたらしい。

松村選手は監督の指導を受け、自分の俊足を活かすために右打ちから左打ちへと変えたのだ。
当時から明るい性格で、周りのチームメイトを楽しませるような選手だったという。

チャンスメークを増やすだけでなく、チームのムードを上げる意味もあったのだろうと想像できる。

松村選手の出塁が、チームの勢いをあげる

松村選手の魅力は出塁し、チームに勢いを与えることができるところだ。

近畿大会出場をかけた昨秋の県2次予選準決勝の和歌山商業高校戦では、6打席中5回も出塁し、その後の近畿大会出場へ導く原動力となった。

ヒットを打つ能力はもちろん選球眼も持ち合わせており、昨年全公式戦38試合で34四死球はチームトップの数字。

松村選手が塁に出れば、市立和歌山高校は俄然攻撃態勢が整うというわけだ。

チャンスメークだけでなく、勝敗に決する働きも期待されている。

昨秋の近畿大会初戦の神戸学院大付属高校戦、1対1の同点で迎えた6回2死一塁での打席で、右中間に値千金のタイムリースリーベースを放ち勝利の流れを引き寄せた。

キャプテンがつないでくれるという思いがこの時の市立和歌山高校ベンチにはあったらしく、松村選手の信頼度の高さが感じられるシーンだと思う。

初の主将という立場に

影響力ある主将として活躍する松村選手だが、意外なことに小中学校時代に主将の経験はなく、当初は迷いがあったそうだ。

そんなとき、前主将だった松川虎生選手(現千葉ロッテマリーンズ)から「主将は嫌われるのが普通。言うときは言わないと」とアドバイスを受けたという。

それから率先して行動を起こし、時には声で注意をするなど、責任を伴った振る舞いを行う松村選手が誕生していった。

エースの米田天翼投手には前エースの小園健太投手が良い手本となっていたように、松村選手にとっては松川前キャプテンの存在が大きかったのだろう。

旧チームから新チームへの、理想的な橋渡しに映った。

センバツ甲子園では、プレーボールと同時に打席に入る市立和歌山高校の切り込み隊長に是非注目していただきたい!


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