執筆者:クロイワ
京都国際高校のエース & 打者としても一級品の二刀流・森下瑠大(もりした・りゅうだい)選手について調べてみた。
森下選手について
179センチ76キロ。左投左打。体格としてはそこまで大柄というわけではない。最速は143キロだが、球速表示を上回るようなキレを感じる。
力感無くコンパクトなテイクバックから一気にリリースでボールを切っていく流れはソフトバンクの和田毅投手と重なり、やや左ひじを下げることで投球に角度を生み出すフォームは東北楽天の松井祐樹投手を思い起こさせる。
両サウスポーとも球速よりもキレを重視するスタイルで三振を量産するが、森下投手もそうした系譜に属するピッチャーだと思われる。変化球としてはスライダー、チェンジアップ、カーブなどがある。
昨秋の近畿大会での投球を振り返ってみよう。
近畿大会での活躍
2試合計13回を投げ、奪った三振が17個!奪三振能力が極めて高い。
1回戦の履正社高校戦では11奪三振で完封勝ちを収めたが、低めへのチェンジアップが有効に決まっていた印象がある。ストレートとの緩急で多くの打者がタイミングを外され空振りを取られていた。
履正社戦の翌日に行われた準々決勝の和歌山東高校戦は1対3とリードされた展開で6回から登板し、4イニングを投げ6奪三振無失点の好投。
相手にチャンスを与えない鉄壁の投球を見せた。
チームは敗れたが、僅差での締まったゲームを作ったのはリリーフした森下投手の貢献といえる。
エースとして試合を作る能力、スタミナ、三振を奪える点など、投手としての魅力がとにかく満載だ!しかし、打者としても、それに劣らない魅力を感じるのが森下選手の凄さだ。
夏の甲子園での活躍
昨年の夏の甲子園。勝ってベスト8進出を決めた二松学舎大学付属高校戦で、5回に放ったレフトへのホームランに打撃技術の高さを感じた。
アウトハイの難しいストレートを、バットのヘッドを上手く使ってファウルにせずスタンドまで運ぶ技術。
手打ちではなく、軸足となる左足の力を上手く伝えられているから逆方向でも打球が伸びる。
先述した秋の近畿大会準々決勝・和歌山東高校戦では、9回に相手エースの麻田一誠投手からライト方向に火の出るようなライナーをスタンドに突き刺した。技術で逆方向に打てるし、狙って引っ張った時のパワーも規格外だ。
とにかく選手としての魅力があり過ぎる!ぜひ今春のセンバツをチェックし、あなたの目で確かめてほしい。ピッチングとバッティング、どちらに共鳴しただろうか。
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